金属へのねじ山形成

KOBSERT®

金属用スレッドインサートの組立て

 

金属インサートでネジ山強化

KOBSERT® スレッドインサート – 高弾力性、耐振性と耐ねじれ性

アルミニウム、アルミニウム合金またはマグネシウム合金などせん断強度の低い金属材料に高弾力性、耐振性と耐ねじれ性を有するナットスレッドを作るには、スレッドインサートは最適な選択となります。

この製品はBöllhoff製です。

メソッド / 動作原理

受け部にスレッドインサートを取り付ける時、安全フランジはワークピースの表面に平らに押し込まれます。安全フランジ下部は圧縮され変形します。専用の取付けツールも提供します。

アプリケーション

自動車産業では、KOBSERT®はエンジンマウントパーツ、ギアコネクション、オイルドレンプラグおよびトーイングアイなどに使用されています。その他、冷蔵庫、エアコン技術、電気工学、農業と園芸技術など一般産業でも使用されています。

製品の利点
  • 簡単かつ低コストの組立て
  • 手動式組立と連続生産用取付ツール
  • カスタマイズ自動化対策
  • ねじ山の修復

取付け手順

 

コアホール

スレッド標準で指定された寸法のツイストドリルを取り付けネジに使用する必要があります。
コアホールは普通、さら穴となってはいけません。バリ取りは可能ですが、取付けねじ山の呼び径以上の直径で行ってはいけません。
KOBSERT®をシールリングまたはKOBSERT® HPと併用する場合、カウンターシンクが必要です。

取付けネジ

DIN13までのメートル法ISOスレッドを、標準タップで切削します。
標準DINプラグゲージを使用して、ゲージの精確度を確認する必要があります。

取付け

手動式またはモータ式取付けツールを使用します。
スレッドインサートは、安全フランジがワークピースの表面に定着するまで工作物の中に締め付けられます。取付け手順(安全フランジをワークピースに押し込む)は、ねじ込まれたスピンドルと取り付け工具のフロントエンドアセンブリとの間の相対的な軸方向の動きによって行われ、スピンドルは後で取外されます。

取外し

KOBSERT®スレッドインサートをワークピースから取り外す手順は、以下の通りです。
ツイストドリル(Ø =外径)を、スレッドまで挿入し、三角スクレーパーまたはドライバーを用いて安全フランジを外します。
力の伝達を可能にするために、ねじを外すためのツール(必要に応じて、適切な三角スクレーパー)を雌ネジに挿入し、ブッシュを左に回転して外します。

再取付け

同じ指定サイズのスレッドインサートを、安全フランジが前と同じ位置にくるまでにねじ込み、通常の手順に従い、取付けツールで表面に押し込みます。

 

KOBSERT®

金属用スレッドインサート

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様々な製品

それぞれに適応する対策が必要です。

御社のアプリケーションに適切なバリエーションを見つけてください。

S4 - S12

個別組立(非常に小規模な生産)用の、スピンドル駆動付き手動式取付けツールです。全種類(M4から M12)のKOBSERT®スレッドインサートの取付けに対応可能です。

詳細情報

HH 830

小規模生産用のための、油圧式の手動式取付けツールです。全種類(M8から M30 x 1.5)のKOBSERT®スレッドインサートの取付けに対応可能です。

詳細情報

P 2005 K

費用対効果の高い連続組立て用、油圧-空圧駆動式の取付けツールです。全種類(M4から M12x1.5)のKOBSERT®スレッドインサートの取付に対応可能です。

詳細情報

PH 830

大規模生産用、油圧-空圧駆動式の取付けツールです。全種類(M8から M30 x 1.5)のKOBSERT®スレッドインサートの取付けに対応可能です。

詳細情報

ダウンロード

詳しくは:関連ダウンロード。

詳細を知りたい場合に、関連するパンフレットをダウンロードしてください。

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KOBSERT®
金属用スレッドインサート
英語 01/2019 1902 kB / PDF
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